【合理的な生き方】
オレはどうせ生きるなら合理的に生きたいと思っていた。
人生は限られている。生きている時間も限られている。
限られた時間の中で最も幸せな人生、できるだけ多くの経験ができて楽しい人生はどうやったら作れるのだろう?そして、そうするために最も効率的な時間の使い方とは?
そういったことを重視して高校時代を過ごしていた。

でも、ずっとそれらを考えているとしらけてくる。
どんな幸せも一時的なものに過ぎない。人は幸せを求めてそれをつかんでも幸福感を得られなくなったら次の別の幸せを探していく・・・。その繰り返し。
この世には真の幸せなんて存在しない!

そもそも生きていたら苦しみの方が多い。今までもそうだった。これからもそうだ。
ならば今、死を選ぶことが最も幸せなのでは?でも死にたくない。
そんなことをグルグル考えながら過ごしていた。

【勉学】
学校ではいろいろなことを学んでいるが、どれも薄っぺらいと思っていた。
授業を受けていると様々なことを覚えて考えていかなければいけない。難しい言葉も覚えないといけない。そこでこう思っていた。

「学者や科学者はわけの分かんないものに適当に名前を付けてわかった気になっている。それが連鎖して色々なものに色々な変な名前が付いて、それらが複雑に結びついて・・・ただそれだけだ。学者や科学者は何も分かっていない。それが本当に何なのか?その本質は何なのか?何も分かってない。ただ名前を付けているだけ。」
こんな薄っぺらの学問はいらない。
勉強なんかオレ達を社会に適応させるためだけに大人が子どもに与えている教えにすぎない。
世の中ってアホらしい。そう思っていた。

それに言葉にも限界がある。どんなに言葉で説明しても、表現できないものはたくさんある。例えば人間の感情だ。
感情は複雑だ。一言で言いきれるものではない。それなのに言いきっている。
どんなに苦しんでもその苦しさは言葉では言い表せられない。
感情の微妙な表現をするにも言葉は不完全だ。どんな言葉にも限界がある。そう思った。
そうなるとどんな勉強も薄っぺらに思えた。

【人を信じない】
オレの頭によくよぎること。
「人は裏切る」ということ。
人は自分のためなら何でもする。自分に利益となることしかしない。
どんなきれいごとを並べてもそうだ。
オレの友達もきっとオレよりも自分の身が大切だ。
オレもそうだから。オレも自分の身が一番大切。
だから誰も信じられない。自分自身も信じられない。
オレも含めて人間なんて最悪の生き物だ。

{浪人}
オレは中学・高校とかなり勉強させられた。
しかし高校の半ばぐらいから成績がかなり落ちてきた。自分ではそれまで以上に勉強をしていた。しかし成績は伸びない。苦しい。他の奴らは成績が上がってみんなオレを抜いていく。なぜオレは勉強ができない?

周りの教師・親・友人はオレが以前は勉強ができたことを知っている。だからプレッシャーをかけてくる。「お前なら○○大学に行って当たり前」のように。自分では辛い中、限界まで勉強してきたつもりだ。これ以上に勉強をしたら頭がおかしくなってしまうほどに。辛い中、苦しい中、ずっと耐えて勉強した。でもどんなに頑張っても成績は上がらない。 結局、受験には失敗した。

頑張ったら何でもできるなんて嘘っぱちだ!
それはできたから言えることであって、できなかった奴は絶対にそんなことは言わない!
頑張ってもどうにもならない状況が多くて苦しい。
周りのみんなは大学生。オレだけ取り残されて・・・みじめだ。
オレはあんなに頑張ってきたのに・・・誰よりも頑張ってきたはずなのに。
あれほど辛い思いに耐えてきたのに・・・。なんでオレだけ。

オレは受験に疲れた。もう勉強はできない。やる気もない。
それでも周りの大人たちは「○○大学に今度こそ行ける!」と盛り上がる。
オレの意思は?
オレは自分の人生を自分で決められないのか?
彼らはオレをいったい何だと思っているのだろうか?

確かにオレの周りの大人たちはオレを大切にしてくれる。それは嬉しいし、感謝している。
でも本当の意味でオレを愛してくれているのだろうか?
オレが犯罪者になっても、今と変わらず愛してくれるのだろうか?
オレがどうしようもない人間ならきっと愛してくれない。
いい子でないと愛してくれないかもしれない・・・。
大人たちがオレにくれるのは愛かもしれないが、それは「真」の愛ではない!

そういえばこの世に真の愛なんてあるのだろうか?あり得ないんじゃないか?
人はどう転んでも自分中心にしか動かないし・・・。
真の愛をもった人間なんていないんじゃないの?
いや、そもそも真の愛って何だ?

{疑問}
人間なんてつまらない生き物。なんで人間なんか存在しているのか?
いや、それも知りたいが、それよりも本当のことが知りたい!
薄っぺらの世の中で生きていくなんて・・死んだ方がましだ。
もうこれ以上周りに振り回されるのはまっぴらだ!
ごちゃごちゃした世の中を貫く一筋の光、真理が欲しい。
本当のことが知りたい!

そのころ、なぜか契山館のHPを見ていた。
なぜ契山館のHPを見ていたかは、今は思い出せないが。共感するものが多かった。
そして、師が真理を目指している方だと知った。
(『わかりやすい霊魂学』の本の一節にそうあったので)

オレは何が正しいかなんてわからない。
でも真理を目指している人なら付いていきたい。
本当のことなら何でも受け入れたい。
それがオレにとって地獄のようなことでも。
本当のことを知ることが真の幸福にもつながると思う。
世の中は綺麗ごとばかり並びたてる。
もうかりそめの言葉はいらない。
それが本当のことでなければオレは欲しくない。

本当のことは何だ?
何が本当のことなのだ?
それを知りたい。

{宗教団体に入ることへの抵抗}
オレの親は違う宗教団体に入っているので、それほど宗教団体に入ることに抵抗はなかった。
霊魂にも興味はあった。
神様や霊的な存在は小さい頃からいると思っていた。
しかし、やはり宗教団体に入るのは怖い。

でもこのまま生き続けたときの将来が想像できた。
自分の将来はだいたいどうなるか見当がつく。
すると生きていることに茶番を感じた。
先の見えたレールの上を歩いていくことを茶番に感じた。
もし、入らずに普通に過ごして何事もなく人生が終わったら、そっちの方がバカらしい。
別にHPを見ている分には悪質な団体じゃなさそうだし。

いや、オレはもうどうなってもいい。
本当のことが知りたい。そこからしか始まらないと思う。
真理を知りたい。
そうでなければ・・・真理を知らなければならない!

そして入会した。


オレの当時の素直な気持ちを昔の日記を読みながら、そのまま書いてみました。
論理もへったくれもない読みにくい文章かもしれませんが、
最後まで読んでいただきありがとうございます。
BY 烏帽子ロケット