Eさん


過去世調査

☆北九州の当りに生まれたようで、時代は元が初めて攻めて来た頃に結婚して子供がいたという事である。
 実家も嫁いだ先も農家だったようで、労働ばかりの日々であった。ところが、元が来て以来、また、いつ元が来るかもしれず、いつ殺されるか分からないという不安から、この家族はどこか遠くに行きたいと考えたらしい。

 やがて、再び元が来るという噂が立った頃、この家族は今の山口県を通って、今の広島県に移転したようである。
 広島では農地を得る事はできず、しばらく、その日暮らしであった。
 しかし、やがて、夫が安定した職を得たようで、中年期までは平凡な生活を送る事ができたらしい。

 ところが、ある時、なぜか子供達が次々と病気に倒れ、それも、重体になったらしい。この夫婦は必死に力のある祈祷師を捜し祈祷してもらったが、結局、一人二人と死に、四人いた子供が一人になってしまった。
 その頃から、誰かが自分たちを呪ったに違いないと考えるようになり、人を疑りの目で見るようになってしまった。それからというもの、人との付き合いがぎくしゃくするようになり、周囲の人達とうまくいかず、老年期になってから、転居したようである。
 また、一人残った息子の嫁ともうまく行かず、夫は死に別れてしまい、晩年は孤独な毎日を送る事になった。

 そのためか、一人で海を見ては、「こんな人生なら、いっそ、元に捕まって異国で生活すれば良かった」とか、「誰もいない所で一人で死にたい。」とか、呟いていたそうである。
 更には、子供達を殺した奴を見つけないと死に切れない、と考えたようで、今でいう霊能者に頼んで、真剣に子供を呪った犯人をつき止めようとしたそうである。

 この過去世は心に重いものを残したまま他界したそうである。


霊的アドバイス

★今回調査した過去世をみると、若い頃から殺されるかもしれないという恐怖心があり、当時としては一大決心して移転し、更には、複数の子供に先立たれてしまい、死という事に対して強い恐怖心を抱いていたらしい。
 そのためか、晩年も死に対する恐怖心が強かったようで、縋りたいという気持ちからか、安易な御利益を宣伝するものにばかり目が行ってしまい、本質を追究する人には巡り合えなかったようである。

 その上、老年期は他者との折り合いが悪く、心にいつも不満をためていたようで、生きていても仕方がないから早く死にたいという気持ちがあるのに、死に対する恐怖心が人一倍強かったので、心の中では毎日のように葛藤が起きていたと思われる。

 こうした複雑な心理は他界して霊魂となってから、やがて忘れ去られていった。霊魂の世界は死もなく、まるで別の世界であったために、死への恐怖心などはすぐに表面意識から消えたようである。
 しかし、潜在意識にはしっかり残ってしまったようで、今回の人生の無意識にはしっかりと残っていて、影響力を持っているそうである。

★この過去の心理が影響を強めると、たとえば、自分の子供が病気になると、過剰に心配して心理が混乱したり、また、外国に行きたいと考えてみたり、あるいは孤独になると、自殺したいというような悲しい心理が沸いてきたり、それでいながら、死ぬのは怖いと思う可能性もある。

 いずれにせよ、この過去では本質を見る事がなかったので、今回の人生では、人間の本質に迫る人生であって欲しいものである。

★守護霊も指導霊も過去世も同じような時期に生まれている。それを考えると、今回調査した過去世は重要な霊的カルマの一つなのではないかと推測される。

★幽体から発するオーラは、まだまだ守護霊指導霊が積極的に活動できる状態にはなっていない。したがって、今後の霊的な努力が必要であろう。霊的トレーニングが進めば、更に高度な過去世の影響も出てくると思える。

★影響力の強い過去世は、誰でも大抵はあまり立派な過去ではない。この過去は別に悪いことはしていない。そうした意味では、別に悪い過去とは言えない。